大島弓子 と中島みゆき

 大島弓子 の 基本データ


名前(職業) 大島弓子(漫画家)
生年月日 1947年8月31日―
概要 1968年 漫画家としてデビュー
1972年 『雨の音がきこえる』発表
1973年 『花!花!ピーピー草・・・花!』発表
1976年 『七月七日に』発表
1978年 『綿の国星』連載開始
1982年 猫のサバとの生活を始め、それを題材にエッセイを多数執筆

日本を代表する女性漫画家の一人。
中島みゆきが繰り返し好きなマンガ(家)に挙げると同時に
中島みゆきの友人である谷山浩子はアニメ映画『綿の国星』の主題歌を大島と共作した。
また中島みゆきが主題歌を提供した映画『ゼロの焦点』の監督 犬童一心は
大島の作品を複数 映画化している。


   大島弓子 と 中島みゆき

仕事上の接点
エッセイ/メッセージ プチコミック 1978年9月号
少女まんがを読むようになったのは、たしか小学校のころでした。
大島さんの作品はたぶんデビュー近辺のものから読んでるはずです。
単行本はたいてい買って札幌の自宅の私の部屋に大切にとってあります。
『雨の音がきこえる』は、とにかくすごいと思いましたね。
もう何回読んでも、オエオエ・・・涙が出てきてしまうんです。
やっぱり大島さんの作品の中でこれが最高なのではと思います。
その他に『花!花!ピーピー草』、最近では、『綿の国星』いいですね。
  (中略)
残念だったことがひとつ。
『七月七日に』という作品をかいたあと、理解できない読者がいて、
大島さんが内容の説明をしてらっしゃいました。
あれはやってほしくなかったですね。
  (中略)
大島さんの世界をひとことでいうならば、
読み手にとっての‘鏡’だということではないでしょうか。
それは、私のあこがれや尊敬をふくめた意味で、
つまり読み手の読み方、読む人のあり方が、
その人にとっての大島さんのまんがになるということなんですが・・・
  (中略)
アハハ・・・と読みおえたときでも息をすったとき、
ぞ〜っとしたり自分のいま笑った笑いが自分に帰ってきてしまうことがよくあります。
この印象は、『七月七日に』を読んだとき強烈に感じました。
  (中略)
私と大島さんの作品って、周波数があうんですよね。
だからもしかして男じゃなかろうか・・・なんて・・・
でも聞くところによるとすごい美人だそうですね。
黒眼がちで、美人、そんな大島さん像が、私の中にできあがっています。
あこがれの、心にときめく人というかんじで好きな男性に対するのと同じかんじかしら。
ただ、大島さんに会いたいとは思わないんです。
自分の中にイメージができあがっているからかもしれませんね。
いつまでも私の夢の中に住んでいてほしい人ですから・・・
  (後略)
対談/共演
コメント プチセブン 1979年6月5日号
好きなもの

ラーメン、うどん、ヤキトリ、白と黒とアイ色、野菜の花、犬とワニ、プラスチック
昼寝、大島弓子さん、雪、ダイヤモンドダスト。「それから男かしら」


CREA 1992年9月号
「(少女マンガ)私だけのベスト10」

「永遠の野原」逢坂みえ子
「綿の国星」大島弓子
「動物のお医者さん」佐々木倫子
*3作しか挙げていない
LOVE OR NOTHING 1995年2月16日刊

Q:記憶に残るテレビ・映画・漫画・ヒーロー(ヒロイン)は?
A:ゴン、サバ、みかん
ダ・ヴィンチ 2002年11月号
(絵本『もっぷでやんす』の執筆依頼について)
(編集長が)「私が手がけてきた絵本の月刊誌です」って
『おひさま』という雑誌を何冊か持っていらしたんですよ。
そのなかに、私が大好きな大島弓子さんの作品があったんです。
「ひゃあ、大島弓子さんが書いてらっしゃる」と言ったら、
「ええ、他ではあの方はいま書いてません。うちだけです」って。