「日本即席食品工業協会」
今日はこの正しい言い方を皆さんと一緒に学んでみたいと思います。
これはですね、続けて言うと非常に難しい。
「にほんそくせきしょくひんこうぎょうきょうきゃ…」とこうなっちゃいますね。
素人の方は往々にして、こういったものをつなげて、
早く読もうという気持ちが前に出てしまうが、舌がついていかない,
という結果になってしまう。
そういう時、我々はどうしているかといいますと、
一語一語切っていくわけですね。
「にほん」
ここんとこでまず線を入れるわけです。
「そくせき」
「しょくひん」
「こうぎょう」
「きょうかい」
いかがでございましょ。
一語一語に関しては、けして言いにくい言葉ではないのです。
「にほん」も
「そくせき」も
「しょくひん」も
「こうぎょう」も
「きょうかい」も
普通本当にぱっと出てしまうものですね。
さぁ!これを突っかからないようにして読むには、
気持ちの中で、今入れたこの鉛筆の斜線を入れていくわけです。
シュッ
シュッ
シュッ
シュッ
よくゴルフで、「チャー・シュー・メン」と言って打てといいますけれど、
あれと同じでございます。リズムでございます。
気持ちの中で切る。
「にほん/そくせき/しょくひん/こうぎょう/きょうかい」
出来たでしょう!?
こうですね、一語一語心の中で切っていくと、こういった難しい単語も
つなげて読むことができると、そうわけでございますね。
もう一度やってみましょう。
「にほん/そくせき/しょくひん/こうぎょう/きょうかい」
別にいいんです。伝わればいいんですから!
ブツブツ切れているからおかしいなんていう人はいないんです。
「にほん/そくせき/しょくひん/こうぎょう/きょうかい」
こういったものをですね是非・・・
(スタッフから指示が)早く言ってみよう?早く言ってみよう?
早く言えば、もう!心の中ではゆっくり斜線を引かなきゃいけないでしょ!
「にふぉん」だからあの「にふぉん・・・」
え〜言えますよ。それは言えます!気持ちの問題ですからね。
「早く言ってごらんなさい」と言われた途端に
「早くいかなきゃいけないんだな」っていう気持ちの焦りが
舌に無用の力を入れてしまう結果になるんですね。
ですから、「早く読んでみたら」を忘れて、話のつながりで
「だからさ、この間さ、僕さ、日本即席工業協会に行ったんだよ。ハハッ」
とかいいますと言えるんでございますね。
もし、来週もこの言葉が言いにくいという方が、いらっしゃいますれば、
その部分だけ、私上柳が録音しまして、
その部分だけカートリッジでポンと出す。とやってみたいと思いますんでね。
一つ、まぁ悩みがあったら!
(スタッフから指示)あ、今、生で録音しておく?
・・・それではね、やってみましょう。
ちょっと待ってくださいね。(口の中で練習)
大丈夫ですね。
それではよろしくお願いします、録音ボタン。
「日本即席食品工業協会」
いえないと思ったでしょみんな?
なんの!これぐらいの言葉では、まだまだ大丈夫でございますね。
今日は皆さんとともに、言いにくい単語をどう発音するべきかと、
こういうお勉強をしたわけでございます。
- スタッフ
- 「じゅようしょじょうしょじしゃのじじょのじゅうしょはせんじゅかしんじゅくのじゅうじろ じっしゅきょうぎゆうしゅうしょうのじゅしょうしゃのでんしゃそうさじょうしゅっしんののしゃしょうでしゅんそくせんしゅ もとじゃーなりすとの・・・」(ずっと早口言葉をいっている)
- 上柳
- 「みなさんこんばんは、「日本即席食品工業協会をはっきり言おうの時間」がやってまいりました。お聞きのように素人の方は、とかく言葉が重く、こういった早口言葉の類が言いにくいわけですが、一つ一つの努力で皆さんもキレイな発音をできるわけであります。それでは皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。おじさん、もう結構です。」(まだ早口言葉をいっていた)
- 上柳
- 「それでは今日はですね、「日本即席食品工業協会」これは非常にまあ言いにくい言葉です。「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」という言葉はえてして不得意な方が非常に多いんですが、我々の世界になりますと、この一つ一つの言葉をですね、全部練習していくわけです。不得意な音といったものを無くすために、「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」の言葉が入っている早口言葉の類を、練習するわけでありますが、「早口言葉」という言葉、よく使いますけれど、けしてこれは早口で言うことはないのです。早口で言うことよりも、はっきりと明確に発音することを我々は望まれているわけです。たとえば、このような例文があります。
- 上柳
- 「十種競技優秀賞受賞者は電車操作場の出身の車掌で俊足選手」
- 上柳
- 「これは非常に言いにくい言葉です。ところが、ま、普通「こんなの普通の生活の中でで俺言わないぜ!おれさぁこの間十種競技優秀…」」
- みゆきさん(スタジオに乱入)
- 「あたし、やる。あたし,やる!(やたらハイテンション)」
- 上柳
- 「皆さんこんばんは 生徒さんがいらっしゃいました。」
- みゆきさん
- 「皆さんこんばんは〜 私が素人で〜す。 はい!どこに書いてあんの?きったない字!」
- 上柳
- 「今日は女性の方がいらっしゃいました。」
- みゆきさん
- 「は〜い」
- 上柳
- 「「日本即席食品工業協会」がどうしても言えないという親の悩みのお手紙を頂いたわけですが…」
- みゆきさん
- 「そ、そういう人もいるんですか?」
- 上柳
- 「じゃ、軽く言ってみましょうかね。」
- みゆきさん
- 「はい!」
- 上柳
- 「日本即席食品工業協会、はい。」
- みゆきさん
- 「それはあまり好きな言葉ではありません!(笑)」
- 上柳
- 「ん〜困りましたね〜それではですね、簡単な例文から言ってみましょう。「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」が…」
- みゆきさん
- 「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ!言えたー!」
- 上柳
- 「それは誰でも言えるんです」
- みゆきさん
- 「(笑)そうですか」
- 上柳
- 「それは誰でも言えるんです。ところが、「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」の組み合わせが色々変わってくることによって、とても言いにくくなってしまう…」
- みゆきさん
- 「そうなんですか?いやですね。」
- 上柳
- 「「繊維」という言葉を言えますね」
- みゆきさん
- 「せんい!言えたー!これだね!お母さん聞いてるー!せんい言えたわ!」
- 上柳
- 「「消費税」という言葉を言えるか…」
- みゆきさん
- 「しょうひぜい!言えたわー!うわー自信持っちゃう!」
- 上柳
- 「言えましたね。それではその二つを並べて「繊維消費税」と言ってみて下さい。」
- みゆきさん
- 「しぇんいしょうしぜい! え?」
- 上柳
- 「「しょうしぜい」ではありませんね。消費税ですね。」
- みゆきさん
- 「しょうひぜい!言えたわ。」
- 上柳
- 「はい。「繊維消費税」言えましたね。」
- みゆきさん
- 「しぇ、しぇ、しぇんい…しょうひぜい…うん。」
- 上柳
- 「それではこの例文を今からちょっと目を通してください。はい、どうぞ。」
- みゆきさん
- 「せんいしょうしぜいはふゆうしゃのしゃし し…」
- 上柳
- 「このような方でも訓練をつめば、一月先には蘇ってしまうわけですね。」
- スタッフ
- 「(なおもハイテンションに詰まり続けるみゆきさんに)病院いきましょう…」
- みゆきさん
- 「(最後までハイテンション)お母さーん!さよならーい!」
- 上柳
- 「(苦笑)どうもありがとうございました。ほんとに元気な生徒さんで、私どもの学校にこのような元気な生徒さんがほんとにたくさん来てくださっていることに、私も感謝するわけですが、あのような生徒さんでも一ヶ月この訓練をつめば、簡単に「日本即席食品工業協会」言えるようになるわけですね。それでは今日は簡単な例文を皆さんとともに練習しましょう。」
- 上柳
- 「繊維消費税は富裕者の奢侈税か大衆税か目下調査中」
- 上柳
- 「はい、これは「繊維」という言葉、「消費税」という言葉、「奢侈」贅沢をするという「奢侈」という言葉ですね、そして「大衆」この一つ一つの言葉はまったく言いにくい言葉ではありません。ところがこれがつながると、「せんいしょうひぜいはふゆうしゃのしゃしぜいかたいしゅうぜいかもっかちょうさちゅう」言いにくいですね。ところが先週も申しました通りに一つ一つの言葉を切っていく、心の中で切っていく、鉛筆で斜線をスッスッと入れていく。こういうふうにすれば、こういう言葉でも言えるわけですね。「繊維/消費税は/富裕者の/奢侈税か/大衆税か/目下調査中」「繊維/消費税は/富裕者の/奢侈税か/大衆税か/目下調査中」だんだん早くいきましょうね。はい。」
- 上柳
- 「繊維消費税は富裕者の奢侈税か大衆税か目下調査中」 ほら言えたでしょう?あなたも一ヶ月先には「日本即席食品工業協会」が言えるようになるわけです。」
- スタッフ
- 「電報でーす。」
- 上柳
- 「はい、どうもありがとうございましたー。電報いただきましたー。(電報を読み上げる)」
- 電報
- 「言えぬとも1部、言えても2部」
-
「日本即席食品工業協会への道」がやってまいりました。
何ですか、生徒さんもだんだんと明確に発音が言えるようになってきて、
私としても非常にうれしいわけなんですけれど、
まだ!言えた瞬間にいかにも「言ったぞ、バカヤロー!」という喜びが言葉の周りにキラキラとあふれておりますね。
それではまだまだですね。やはりこのさりげなく言えてしまうということが、
次のステップアップしていく手段なんですけれどもね。
是非この後も練習を積んでいただきたいと思いますが、
今週もですね、ニッポン放送のアナウンサー研修教本の中から、
一つ例文をお出しいたしますので、みなさん、ご一緒に練習していただきたいと思います。
今週の練習文は、「坂田さんの人生」こういうタイトルが付いております。
【坂田さんの人生】
坂田さんは昨年細君に先立たれたが、誘われたのを境に悟り、最近さっさと噂の才女と再婚した。
坂田さんの人生がここに凝縮されている例文でございます。さ、みなさんもご一緒しましょう。
坂田さんは昨年細君に先立たれたが、誘われたのを境に悟り、最近さっさと噂の才女と再婚した。
どうでしょ?言えたでしょ?これが言えるようになりますと。「さ行」が楽に言えるようになるわけでありますね。
【家具屋さんの災難】
家業の企業は家具の機具などだが、子会社の5月の小切手が焦げ付き、マゴマゴ。
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